トヨタの高級ミニバン、ヴェルファイアは2017年末にマイナーチェンジを果たし、ますます注目の車種となっています。
そんなヴェルファイアを新車で購入したいとき、納車までどれくらいの時間が必要になるのでしょうか。人気車種ほど、そして高級車ほど時間がかかると言われる納車までの時間を、ヴェルファイアにしぼって調べてみました。
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ヴェルファイアの納期・納車はいつ?

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ヴェルファイアの納期や納車はいつになるのでしょうか。2018年秋の段階でどんな状況になっているのかを中心にチェックしてみましょう。
新型ヴェルファイアの最短納期は2か月
マイナーチェンジ後の新型ヴェルファイアの場合、ディーラーで購入手続きを行い、メーカーオーダーが完了した時点での最短納期は、だいたい2~3か月と言われています。ディーラーには新型車がディスプレイしてあるのですぐに乗って帰ることができるような気持になってしまいますが、実はそうではありません。
新型ヴェルファイアの最長納期は6か月
新型ヴェルファイアにはExecutive Lounge Zをはじめ、ZGやZ“G エディション”、Z“A エディション”、Zなどさまざまなシリーズがあり、さらにそれぞれのハイブリッド仕様もあります。お値段も高いものでは700万~800万、手頃なものでも400万円ほどになります。
アクセサリやオプションも豊富に取り揃えられているため、自分好みの内装やエアロバージョンなど、カスタマイズすることも可能です。もちろん純正でオプション・カスタマイズをほどこせばより納期は遅くなり、現段階で最長の場合6ヶ月は待たなければならないようです。
人気が集中すると納期はさらに遅くなる
自動車は工場で製造されていますが、1日に生産できる量は当然限られています。しかし注文がそれを上回れば、より納期が遅くなることは明らかです。しかも実際の生産より早くオーダーを取っている場合もあり、人気が集中することで予約分の生産で手一杯になり、納期が遅くなってしまいます。人気車種の宿命と言えるでしょう。
ヴェルファイアの納期をディーラーに聞いてみてわかった5つの事

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ヴェルファイアの納期について、もっと詳しいプロのディーラーさんに聞いてみました。ディーラーに聞いてみることでわかった5つのポイントについてご紹介します。
地域によって納期は変わるものである
地域によって納期は変わってきます。地域格差と言ってしまうとオーバーですが、トヨタと結びつきの強い土地柄ではトヨタ車が良く売れるため、そういった土地ではより早く納車される傾向にあるようです
たとえば他社の大規模工場があるような土地だと、工場を持っている会社の社員が多く住んでいるため、ノルマなどの関係もあって自社の自動車を買う人が当然増えます。そのため、そういった地域ではほかの地域と比べて販売台数時代が少ない可能性があり、納期が変わってくるケースも考えられます。
ディーラーによって納期は変わる
ディーラーによっても納期は変わります。ディーラーはそれぞれトヨタ本社と契約を交わした、独立した株式会社という形態をとっています。ディーラによってヴェルファイアの販売台数も異なり、腕利きの営業マンの有無も違ってきます。
そのため、残念ながらヴェルファイアをよくさばくことができる販売店で、しかも腕利きの営業マンから購入した場合は納期も期待通りになることが多いようですが、そうではない場合は少し時間がかかることもあるようです。本来なら予約の順番通りが一番平等なのですが、そうもいかないようですね。
注文生産なので基本的に納期まで時間がかかる
高級車は基本的に注文生産です。購入者によってオプションもカラーもグレードもまったく違います。ヴェルファイアを同じディーラーで同日に買った人でも、AさんとBさんでは内容がまるで違う、ということが普通です。
特にフルオプションで内装やカラーリングを特殊加工にした場合などは、より時間がかかることが多いでしょう。ヴェルファイアでは今回無いようですが、ツートンカラーなどを選ぶと塗装を乾燥させるため時間がかかると言われています。
人気のグレードは生産性が高く納期が1か月早い事もある
人気の高いグレードは品薄になりそうな気がしますが、実は優先的に生産されるため、生産性が高く納期が少し早まることがあります。場合によっては1ヶ月くらい納期が早くなることもあるので、ディーラーで聞いてみましょう。
逆に非常に高級なものや、多くの人が2WDを購入するグレードなのに4WDを選択した場合など、あまり人が選択しないグレードを選んだ場合は、時間がかかってしまう可能性があります。
すぐ乗りたいなら新古車を狙うべき!
「手持ちの車の車検が切れてしまうのでどうしてもすぐに次の車が欲しい」など、納期まで待てない!というケースもありますよね。ディーラーや営業マンさんの努力や人脈などで1ヶ月程度は早くなる可能性がありますが、それ以上急がせることはまず難しいでしょう。
そんな場合は、新古車を狙うという方法もあります。新古車はディーラーが一度買い取って登録を済ませたものの、ほとんど使用せずに売却される車の事で、正式には「登録済未使用車」と呼ばれます。人気車種だと見つけることはかなり困難になりますが、探してみてはいかがでしょうか。
ヴェルファイアのライバル、アルファードと納期はどっちが早い?

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ヴェルファイアのライバル車と呼ばれる、同じトヨタのアルファードと「どちらを買おうか」とお悩みの方も多いですよね。ではアルファードと比べて、納期はどちらが早いのでしょうか。
双方とも注文生産なので納期は基本的に変わらない
ヴェルファイアもアルファードも、いずれも高級ミニバンです。双方とも注文生産になるので、納期は基本的に変わりません。納期の早さで選ぶのであれば、いずれも同じということになります。
ヴェルファイアの納期の確認とディーラーに聞いてわかる事

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ヴェルファイアの納期の確認方法と、ディーラーに聞いてみることでわかる事についてまとめてみました。納期に疑問がある場合は確認してみましょう。
トヨタホームページから確認する
トヨタの公式サイトにある、ヴェルファイアのページから、「工場出荷時期目処のご案内」をチェックすることができます。現段階の大まかな出荷時期が分かりますが、ディーラーや地域、車のオプションによって時期が左右することもあります。
【出典】トヨタの公式サイト「ヴェルファイア」https://toyota.jp/vellfire/
ディーラーに聞くと生産開始日がわかる
ヴェルファイアを購入したディーラーや、これから購入しようと相談しているディーラーに訊ねれば、手続きをした後いつから生産が開始されるかを知ることができます。これから購入しようとしている場合は、実際に購入した日やディーラーが書類処理をした日によって異なってきます。
ディーラーに聞くといつ完成するのかがわかる
購入した場合は、ディーラーに聞けばいつ完成するのか、だいたいのことは教えてくれます。たとえば災害や材料の不足などから納期が遅れそうだという情報や、逆によく売れているので生産性が上がり思ったより早く納車されそうだという情報を教えてくれる可能性もあります。
ディーラーに聞くといつ発送されるのかがわかる
完成する日が分かれば、ディーラーにいつ発送されるのかを確認することもできます。だいたいの日にちになり、ピンポイントで「何日」とはっきりわからないこともありますが、より確実な納車日が分かるようになってきます。
ディーラーに聞くとお店に到着する日がわかる
一度発送されてしまえば、当然ですが到着日もわかってきます。自動車メーカーは全国各地に工場を持っていることが多く、高級ミニバンはここで生産、という工場が決まっていることもよくあることです。万一遠い場所だと、少し日数がかかることもあります。
ヴェルファイアの納期のまとめ

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ヴェルファイアの納期は最短で2~3ヶ月、さまざまな手を尽くせばそれよりも早く手に入ることもありますが、一般では3~6ヶ月待たなければならないのが現状です。そのため、「手持ちの車の車検が迫っているので買い替える」などの場合、手持ちの車の車検時期に間に合わない、という事態が起きないとも限りません。
人気車種であればあるほど納期までの時間がかかるケースが多いので、ヴェルファイアの新型を新車で、純正カスタマイズやオプションをたっぷりつけて……という場合は、時間に余裕をもってオーダーするようにしたいですね。