アルファードに憧れはあっても、「あんなに大きな車、運転できるかな」と不安に感じる方もいますよね。そこでアルファードのサイズについてチェックしてみましょう。また大きな車を運転するコツもご紹介します。
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アルファードのサイズを比較してみた
引用:https://toyota.jp/alphard/
アルファードって街を走っているとかなりの重厚感がありますよね。一般的なファミリーワゴンと比較しても、「大きいな」と実感させられるサイズ感です。では実際、どれくらいの大きさなのでしょうか。
10系前期のサイズ
2002年に初代のアルファード、現在では10系前期と呼ばれているタイプが登場しました。それでは10系前期のサイズをチェックしてみましょう。
・全長 4800mm
・全幅 1805mm
・全高 1935mm
いかがでしょう。この時期に登場した標準ボディのガソリンタイプの大きさです。全長は約5メートルもあります。幅と比べると、かなり長さがあることが分かりますね。幅もゆったりしています。
10系後期のサイズ
10系はその後マイナーチェンジし、後期タイプが登場しました。後期タイプのサイズを見てみましょう。
・全長 4840mm
・全幅 1805mm
・全高 1935mm
10系後期と比べると、長さが40mm、4センチ長くなっています。4センチというと小さな変化に感じるかもしれませんが、車の長さでは大きな変化になります。
20系前期のサイズ
アルファードは、2008年に初めてのフルモデルチェンジが行われました。それ以降に登場した新モデルは、今では20系と呼ばれています。
それでは20系前期のサイズを見てみましょう。
・全長 4850mm
・全幅 1830mm
・全高 1890mm
10系と比較すると、長さは10ミリ、1センチしか大きくなっていません。しかし横幅が2.5センチと大きくなっているのが分かります。逆に高さは4.5センチ低くなっています。
20系後期のサイズ
20系もマイナーチェンジを行い、サイズの変更がありました。
・全長 4865mm
・全幅 1840mm
・全高 1900mm
全長は前期よりさらに1.5センチ、全幅1センチ、全高1センチずつ大きくなっています。またエアロボディを選択すると、20系は全長2センチ大きくなります。
30系前期のサイズ
2015年には、待ちわびた30系がデビューします。30系の前期タイプの大きさを見てみましょう。
・全長 4945mm
・全幅 1850mm
・全高 1950mm
高さはハイブリッドタイプなら1950mm、ガソリンタイプなら1935mm大きくなります。車幅はすべて同じですが、エアロボディを選択すると全長が5センチ長い4950mmになります。
30系後期のサイズ
30系後期は2017年の年末に発表されたマイナーチェンジです。
・全長 4950mm
・全幅 1850mm
・全高 1935mm
全長、全高がそれぞれさらに大きくなり、重厚さが加わったことが分かりますね。
アルファードとライバル社を比較してみた
それでは、アルファードとライバル車の大きさを比較してみましょう。どれくらいの違いがあるのでしょうか。パッと見て、重厚さが伝わってくる車はどれでしょうか。
ヴェルファイアとの比較
引用:https://toyota.jp/vellfire/
同じトヨタのミニバンで、人気を二分しているのがヴェルファイアです。アルファードが高級感を重厚さを感じさせるデザインであるのに対し、ヴェルファイアは重厚感にやんちゃ心をプラスしたデザインとなっています。もともと兄弟車として開発されたことでも知られています。
ヴェルファイアの最新型である30系後期タイプで、大きさを比較してみましょう。
・全長 4950mm
・全幅 1850mm
・全高 1935mm
アルファードと変わりませんね。なんとなく違って見えるのは、流線形の角度やシルバーカラーの入れ具合、ライトの形などが違うからでしょう。
日産エルグランドとの比較
引用:https://www3.nissan.co.jp/vehicles/new/elgrand/exterior_interior.html
日産のエルグランドは、今人気のビッグサイズミニバンの元祖ともいえる高級車ですね。それでは日産のエルグランドのサイズを、最新タイプで見てみましょう。
・全長 4975mm
・全幅 1850mm
・全高 1815mm
全長では、最も長いタイプだとアルファードやヴェルファイアよりも2.5センチほど長くなっています。幅は同じですが、全高が10センチ以上低くなっています。その点が大きな違いですね。
ホンダ オデッセイとの比較
引用:https://www.honda.co.jp/ODYSSEY/webcatalog/styling/design/
ホンダのオデッセイも、欲しいなと憧れている方が多いのではないでしょうか。オデッセイのサイズをチェックしてみましょう。
・全長 4840mm
・全幅 1820mm
・全高 1685mm
高さが圧倒的に低めに設定されていることが分かりますね。その点が、逆に「高級感がある」「大人の魅力がある」といった印象が強くなっています。
メルセデスベンツ Vクラスとの比較
引用:https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/mercedes-benz-cars/models/v-class/v-class-mpv/v-260-long/intelligent-drive.module.html
誰もが憧れるメルセデスベンツのVクラスは、ミニバンタイプの頂点に君臨する車のひとつと言えるでしょう。では、メルセデスベンツVクラスのミニバンタイプのサイズをご紹介します。
・全長 5150mm
・全幅 1930mm
・全高 1880mm
日本車と比較すると、圧倒的に長さと幅があることが分かります。高さはアルファードとヴェルファイアが勝りますが、長さと幅を比較すると、ベンツが一回り大きく見えるでしょう
アルファードが楽に入る駐車場のサイズ
引用:https://toyota.jp/technology/comfortable/intelligentparkingassist2/
アルファードを購入したくても、自宅や現在借りている駐車場に入るかどうかがポイントになります。アルファードが楽々入る駐車場のサイズをチェックしてみましょう。
アルファードが楽々入る駐車場の高さ
アルファードが楽々入る駐車場の高さは、一般的なものでも2メートルは必要です。しかし日本の立体駐車場はほとんど1.8メートル対応なので、危険と言えます。
車のサイズだけなら1.8メートルでも可能なものはありますが、だいたいの場合、アンテナやキャリアーなど、高さが出るものがさらに載っていることが多いものです。
家にカーポートがある場合は、2.3メートルタイプより高いものであれば、安心して入れることができるでしょう。大型のアンテナを付ける場合はその分注意しましょう。
アルファードが楽々入る駐車場奥行
駐車場の長さは、自動車の長さにプラス20センチは必要だと言われています。これは必要なサイズということなので、余裕を考えれば30センチ以上はあった方が良いでしょう。
初めて大型ミニバンに乗るという方や、まだ初心者マークという方にとっては特に、余裕があった方が安心ですね。
アルファードの全長…4950mm(4.95メートル)
入れることが可能な駐車場の長さ…5.15メートル~
余裕を持って可能な駐車場の長さ…5.25メートル~
カーポートの奥行きのサイズは5mから5.7mなので、大きめのサイズを選べば入りますね。
アルファードが楽々入る駐車場の幅
アルファードが楽々入る駐車場の大きさで、最も注意が必要といえるのが幅かもしれません。なぜなら、車はキレイに入れることができても、降りることができなければ意味がないからです。
ミニバンのほとんどは、運転席のドアがスライド式ではありません。そのためドアを開いてちゃんと降りることができる余裕が必要です。
最低でも車の全幅より1メートルは大きくなければ、十分とは言えません。運転席側は降りることができても、助手席がふさがっては不便ですよね。
また前の道路幅が住宅地などで狭い場合、駐車場の幅が狭いと駐車自体が困難になります。一般的には2.4メートルが駐車場のサイズになりますが、3メートルあればかなり余裕で駐車できます。
大きいアルファードを運転する時のコツ
引用:https://toyota.jp/alphard/
大きなアルファードの運転をする時、どんなことに気を付ければいいのでしょうか。大型車を運転する時のコツについて調べてみましょう。
アルファードは小回りが利かない事を認識しよう
自動車は大きな円を描くように曲がります。そのため、長い車ほど小回りが利きません。アルファードはかなり長い車になるため、小回りが利かないということをまず認識しましょう。
これまで軽に乗っていたという方や、初めて免許を取ったという方にとっては、車幅感覚や旋回の感覚に慣れるまでが大変かもしれません。慣れるまで、少し練習した方が安心です。
クリアランスソナーを有効活用する
引用:https://toyota.jp/alphard/
クリアランスソナーは非常に有効です。壁や柱に近づくと教えてくれます。車の大きさの感覚に慣れないうちは、クリアランスソナーに大いに助けられますよ。
バックガイドモニターで駐車の時も安心
バックガイドモニターを使う事で、駐車する時も安心できます。しかし慣れないと、ステアリングの回し方と車の動きの関係性がつかめないかもしれません。
これも、あまり人気のない広い駐車場などを使って、何度か練習するなどして感覚を掴んでいきましょう。
クルーズコントロールを活用して高速道路を快適に走行する
クルーズコントロールを活用すると、高速道路を快適に走行することが可能になります。高速道路はまだ怖いと感じるかもしれませんが、信号や右折・左折が無い分慣れると楽ですよ。
安定感のある走りで、ドライブも気持ちよく楽しめるでしょう。ただ、高さがあるため橋の上や開けた場所に出る時など、横からの風に注意をしましょう。
サイドミラーで車幅をしっかりと把握する
サイドミラーを活用することで、車幅をしっかりと把握することも重要です。サイドミラーは自分の好みの場所に設定できるので、じっくりと見やすい場所を探しましょう。
段差がある場所はゆっくりと走行する
段差がある場所は、ゆっくりと走行することがコツです。段差がある場所だと、フロントバンパーをこすってしまう可能性があります。
また前から駐車する時など、車止めにこすってしまうことも少なくありません。特にローダウンサスを入れている場合は、注意に注意を重ねて運転しましょう。
【まとめ】アルファードはサイズが大きめなので運転には注意が必要
アルファードはミニバンの中でも特に大きい、ビッグサイズミニバンと呼ばれるタイプです。高級感や重厚感がありますが、その分長くて広い車体のため、こすったり、駐車しにくいというデメリットもあります。
これまでもずっと大型ミニバンに乗ってきた人なら慣れているでしょうが、軽やコンパクトカーから乗り換えたという方は、慣れるまで気を付けましょう。