アルファード新型の基礎知識&2020年以降のモデルチェンジ予想

アルファードの新型は2017年末に発表、2018年から発売されました。30系後期と呼ばれる新型は、旧型とどこが違っているのでしょうか。知っておきたい基礎知識をご紹介します。また2020年以降にあると噂されるモデルチェンジも予想してみましょう。

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新型アルファードの基礎知識

引用:https://toyota.jp/alphard/exterior/?padid=ag341_from_alphard_top_exterior_exterior

まずは新型アルファードの基礎知識について学んでみましょう。そもそも、多くのファンを魅了しているアルファードとは、どんな自動車なのでしょうか。

大人気のトヨタの高級ミニバンがアルファード

アルファードとは、トヨタの大人気高級ミニバンです。トヨタのミニバンというとヴォクシーが挙げられるかもしれませんが、ヴォクシーよりも一回り大きなボディが特徴です。

ミニバンよりも大きなサイズということで、大型ミニバン、ビッグサイズミニバンとも呼ばれています。またラグジュアリー感が特徴なので、高級ミニバンという呼び名も定着しています。

兄弟車にヴェルファイアがありこちらも大人気

アルファードと似ている自動車に、トヨタのヴェルファイアがあります。実はアルファードとヴェルファイアとは、源流をひとつにする兄弟車で、そのため似た雰囲気を持っています。

見分け方はエンブレムと前面のフロントグリル、そして高級志向のアルファードと、ちょっとやんちゃな雰囲気を残したヴェルファイア、という点になります。

どちらも大型ミニバンファンやカスタムファンから絶大な人気を誇り、トヨタの中でも人気車種となっています。

日本だけではなく海外でも人気が高い車種

サイズが大きく多機能で見た目もゴージャスなアルファードは、日本だけでなく海外でも人気があります。

輸出車としても売れていますし、中古車の販売ルートでも人気があります。海外旅行の際にアルファードを見かけてビックリ、なんてこともありますよね。

人気が高すぎて納期がかなり遅い!

アルファードは新型が出たということで人気が集中しています。特に人気の高いグレードなどは、注文が殺到します。

アルファードをはじめ、現在では車にオプションを好みでいろいろ付けていくため、基本的に受注生産となります。そのため人気が高すぎる現在、納期はかなり遅くなってしまっているようです。

アルファード新型と旧型の8つの違い

では、さっそくアルファードの新型、30系後期と旧型アルファードの8つの違いについて詳しくチェックしてみましょう。どんな点が新しくなったのでしょうか。

フロントグリルのデザインの変更で高級感が高くなった

まず目に入るのが、フロントグリルのデザインが大きく変更された点ですね。アルファードの30系前期のグリルは、レクサスなどにも採用されている逆台形型のスピンドル型でした。メッキ部分が多く、金属的な雰囲気でした。

しかし新型アルファードのフロントグリルは、かなり下まで、ナンバープレートの中ほどまでストンと落ちるロアグリルとなりました。

メッキ部分はこれまでに比べると少なくなり、ブラックの部分が多くなりましたが、存在感が薄れることはなく、さらに上質な見た目に落ち着いたと評価されています。

パネルの色が落ち着いたカラーになり高級感が増した

アルファードはインテリアパネルのカラーもがらりと変わりました。特に木目調のパネルが導入されたグレードもあり、より高級感が増しました。木目調のパネルの色合いも落ち着いており、全体の上質さをより引き立てています。

全長が若干大きくなった

アルファードの全長は若干大きくなりました。もともとアルファードはかなり大きめの車なのですが、今までのタイプで最長です。

新型の30系後期タイプは全長4950mmになります。30系の前期タイプは4935mm、20系タイプは4870mmなので、どんどん成長していることが分かりますね。

3.5Lエンジンの燃費・出力・トルクが向上

3.5Lエンジンの燃費は10.6~10.8km/L、最高出力は301PS、最大トルクは36.8kgf・mになります。

これまでの20系、30系の前期タイプと比べると、燃費は1km/L・出力は21PS・トルクが1.7 kgf・m向上したほか、ハイブリッドタイプをセレクトすればもっと燃費がアップします。

ボディの剛性が強化された

以前のアルファードでは、ボディの剛性上の関係で座る座席の位置によっては突き上げられるような感覚がある、という意見がちらほら聞かれました。

しかし30系後期になると、前輪部分とスライドドアの開閉前後部分の剛性が向上し、そのため全体の剛性がアップし乗り心地もぐっと良くなりました。最も突き上げ感のある真ん中部分でも、不快な突き上げを感じなくなったのです。

ボディカラー3色が入れ替えとなった

新型アルファードのカラーをチェックしてみましょう。

・ホワイトパールクリスタルシャイン

・ラグジュアリーホワイトパールクリスタルシャインガラスフレーク

・ブラック

・スパークリングブラックパールクリスタルシャイン

ここまでの4色は旧型と同じです。旧型には、上記の他にこんな色がありました。

・シルバーメタリック

・グレーメタリック

・グレイッシュブルーマイカメタリック

この3色が、新型ではがらっと入れ替えられています。

・スティールブロンドメタリック

・グラファイトメタリック

・ダークレッドマイカメタリック

スティールブロンドメタリックは、鋼鉄のような重厚さを感じるブロンドカラーです。

グラファイトメタリックは茶系の深いメタリックカラーになります。

ダークレッドマイカメタリックは深いワインレッドを基調としたメタリックカラーです。

リセール時はホワイト系やブラック系が最も売れるため、ディーラーでは変わった色をお勧めされない、ということもあります。

でも、せっかく大金をはたいてオーナーになるのなら、好きな色を好きなようにカスタムして乗りたいですよね。気に入ったら、新色にトライしてみてはいかがでしょう。

先進装備が標準搭載となった

引用:https://toyota.jp/alphard/performance/operation/?padid=ag341_from_alphard_performance_perf_operation

今話題のさまざまな先進装備が標準搭載となりました。

レーントレーシングアシスト 車線維持に必要なステアリング操作アシスト
プリクラッシュセーフティ 自転車や夜間の歩行者検知システム
デジタルインナーミラー 広報の安全確認サポート
ブラインドスポットモニター 車線変更時の後方確認機能
インテリジェントパーキングアシスト2 駐車時の超音波センサーとカメラによるアシスト
リヤクロストラフィックアラート 後退出庫時のレーダー検知

これらの先進装備が、快適な運転や車庫入れなどをアシスト&サポートしてくれます。

若干価格がお高くなった

アルファードの30系後期にはエグゼクティブラウンジグレードをはじめ、ハイブリッドなどもそろっており、価格が若干お高くなったという特徴もあります。

たとえばハイブリッドのエグゼクティブラウンジグレードでは、7人乗りで735万円になります。またハイブリッドのGグレードFパッケージで555万円になります。

新型アルファードのグレードの違いについて

新型アルファードには、どのようなグレードが揃っているのでしょうか。お値段にも大きく関わってくるグレードの違いについて調べてみましょう。

大きく分けるとガソリンエンジン車とハイブリッドエンジン車の二種類

新型アルファードは、大きく分けるとガソリンエンジン車とハイブリッドエンジン車の二種類に分けられます。

ハイブリッドカー

・エグゼクティブラウンジ

・エグゼクティブラウンジS

・GグレードFパッケージ

・Gグレード

・Xグレード

・Xグレードサイドリフトアップチルトシート装着車

・SRグレード

・SRグレードCパッケージ

・SRグレードサイドリフトアップチルトシート装着車

・Sグレード

ガソリンカー

・エグゼクティブラウンジ

・エグゼクティブラウンジS

・GF

・GFサイドリフトアップチルトシート装着車

・Gグレード

・Gグレードサイドリフトアップチルトシート装着車

・Xグレード

・Xグレードサイドリフトアップチルトシート装着車

・SCグレード

・Sグレード

・Sグレード Aパッケージ

・SグレードCパッケージ

・SRグレードサイドリフトアップチルトシート装着車

一覧にすると、これだけのグレードから選択することが可能です。

8人乗りか7人乗り

8人乗りが可能か、スタンダードな7人乗りかも違います。8人乗りできるグレードはごく限られています。

8人乗り可能

・ハイブリッドカー…Xグレード

・ガソリンカー…Xグレード・Sグレード

他のグレードは7人乗りが基本です。

グレードによってエンジンの排気量や性能が違う

引用:https://toyota.jp/alphard/performance/?padid=ag341_from_alphard_top_perf_perf

グレードによって、エンジンの排気量や性能も違ってきます。

ハイブリッドカーは、8人乗りのXタイプだけ燃費が異なり、19.4km/Lですが、他はほぼ同一です。

ハイブリッドカーの基本性能

総排気量2.5L

最高出力152PS/5,700rpm

最大トルク21.0kgf/4,400 ~ 4,800rpm

前輪用モーター143馬力 27.5kgf

後輪用モーター68馬力 14.2kgf

ガソリンカーの基本性能

グレード

排気量

最高出力

最大トルク

エグゼクティブラウンジ

3.5L

301PS/6,600rpm

36.8kgf/4,600

~4,700rpm

エグゼクティブラウンジS

3.5L

301PS/6,600rpm

36.8kgf/4,600

~4,700rpm

GF

3.5L

301PS/6,600rpm

36.8kgf/4,600

~4,700rpm

GFサイドリフトアップチルトシート

3.5L

301PS/6,600rpm

36.8kgf/4,600

~4,700rpm

Gグレード

2.5L

182PS/6,000rpm

24.0kgf/4,100rpm

Gサイドリフトアップチルトシート

2.5L

182PS/6,000rpm

24.0kgf/4,100rpm

Xグレード

2.5L

182PS/6,000rpm

24.0kgf/4,100rpm

Xサイドリフトアップチルトシート

2.5L

182PS/6,000rpm

24.0kgf/4,100rpm

SCグレード

3.5L

301PS/6,600rpm

36.8kgf/4,600

~4,700rpm

Sグレード

2.5L

182PS/6,000rpm

24.0kgf/4,100rpm

Sグレード Aパッケージ

2.5L

182PS/6,000rpm

24.0kgf/4,100rpm

SグレードCパッケージ

2.5L

182PS/6,000rpm

24.0kgf/4,100rpm

SRサイドリフトアップチルトシート

2.5L

182PS/6,000rpm

24.0kgf/4,100rpm

新型アルファードとライバル車はどれ?

今、新型アルファードやヴェルファイアが大変な人気を博しているように、他のメーカー車でもビッグサイズミニバンがよく売れています。では新型アルファードのライバル車と呼ばれている車には、どんなものがあるのでしょうか。

ホンダオデッセイ

ホンダオデッセイは、ゆるやかな流線形を描く、大人の落ち着きを感じさせるビッグミニバンです。アルファードとは全高も異なります。

ガソリンカーでもビッグミニバンとしては燃費が良い方で、ガソリンタイプ(エアロ仕様)のお値段はだいたい300万円、ハイブリッドタイプのお値段はだいたい400万円以上になります。

日産エルグランド

日産のエルグランドは、日産が誇るビッグミニバンです。何度もメジャーチェンジ・マイナーチェンジを経て、今のスタイルとなりました。

スポーティさとワイルドさをにじませながらも上品なスタイルに、威風堂々としたグリルが光ります。日産では他社のハイブリッドエンジンのことを「e-パワー」と呼んでいますが、2019年夏のフルモデルチェンジでデビューする予定です。

新型アルファードの燃費はどうなの?

新型アルファードの燃費はどうなのでしょうか。これだけ大きい車体のミニバンは重量もあるため、なかなか燃費には結びつかないのですが、ハイブリッドカーも選べることでかなり高くなっています。

ガソリン車ハイブリッド車共にミニバンの中では優秀

ガソリン車・ハイブリッドカーともにミニバンの中では優秀な燃費とされています。特にハイブリッドカーをいち早く開発し、販売してきたトヨタだからこその素早いハイブリッド対応で、ハイブリッドカーを選択してよりエコな燃費を選ぶ事ができます。

兄弟車ヴェルファイアとの燃費の違いはあまり無い

兄弟車であるヴェルファイアとは、見た目や大きさの差もあまりなく、燃費の違いもあまりありません。

ただいずれもカスタムベースカーとして人気があるため、カスタムをしすぎて車両重量が重くなりすぎてしまうと、どうしても燃費に響きます。その点は注意が必要です。

ハイブリッド車とガソリン車の燃費の差は6.6km/L~6.8km/L程度

アルファードのガソリンカーの燃費はだいたい10.6km/L~11.4km/L程度になります。それに比べてハイブリッドカーの燃費は18.4~19.4です。

ここにカスタムを施すと少々ハイブリッドカーの燃費も低下しがちなので、カスタムは燃費のことを考えて施したいですね。

燃料費でコスパを狙うならやっぱりハイブリッド

引用:https://toyota.jp/alphard/performance/?padid=ag341_from_alphard_top_perf_perf

燃料費、つまりガソリン代は年々上昇傾向にあります。一度下がっても、下げ止まりになり結局また上昇してしまうことの繰り返しです。

またビッグミニバンの燃費はコンパクトカーと比較するとかなり悪くなるため、どうしてもガソリンをよく消費します。

そのため燃費のこと、燃料費のコストパフォーマンスを長期的に考えるのであれば、やはりハイブリッドカーを選んだ方がお得と言えるでしょう。

2020年!未来のアルファードはどうなるか未来予想してみた

実は2020年あたりに、アルファードのモデルチェンジがあるのではないかとささやかれています。実際にモデルチェンジがあったら、どんな風に変化するのでしょうか。

フルモデルチェンジの可能性があると予想

30期前期から30期後期へのマイナーチェンジを経験しているため、次はフルモデルチェンジではないかtと予想されています。

もしかしたらターボエンジン搭載もあるかも

ガソリンカー、ハイブリッドカーがほぼ出そろった感があるため、次はもしかしたらターボエンジン搭載のチャンスがあるかもしれないと予測されています。

エンジンの改良で燃費の向上も期待できる

化石燃料は枯渇の危機と大気汚染の危機が常に取りざたされています。そのためエンジンはさらに改良され、より燃費向上につとめたエンジンが登場するのではないでしょうか。

走行性能が向上すると予想される

現在は運転時の安全性や走行性が注目されています。誰でも安全に運転することができ、「ヒヤリハット」を防いで快適なドライブを楽しめるような走行性能にパワーアップしていくでしょう。

【まとめ】新型アルファードで極上の走りを体験してみよう!

引用:https://toyota.jp/alphard/

新型アルファードは、納期が追い付かないくらいの大変な人気を呼んでいます。口コミでも非常に評判が良く、多くのファンが満足しています。

そんな新型アルファードのオーナーになったら、これまでとは異なる極上の走り、極上のラウンジ体験を楽しんでみましょう。きっと虜になるのではないでしょうか。