車を持っていると燃費や維持費などは、常に気になることです。アルファードはミニバンの中でも、車内が広く安全性も高い車です。燃費がよい車でも、運転の仕方やちょっとした工夫で、更に燃費を向上させることができます。アルファードの実燃費と共に、燃費を向上させるポイントもご紹介していきます。
引用:https://toyota.jp/alphard/
Contents
アルファードの実燃費を排気量別に調べてみた!
車を選ぶときに、実燃費の違いを目安にすることもおすすめです。排気量ごとに、実燃費が異なります。それぞれの排気量ごとに、実燃費をご紹介していきます。
アルファード2400ccの実燃費
2400ccの排気量の場合、おおよそ8.3km/Lの実燃費になっています。型式により前後することもありますが、街乗りでの実燃費の目安になります。
<型式:ANH25Wの場合>
実燃費:8.33km/L
使用燃料:レギュラー
ミッション:CVT
過給機:–
駆動方式:4WD
10・15モード 燃費:11.4km/L
10・15モード燃費達成率:73.07%
年間ガソリン代:167,998円(年間⾛⾏距離を10,000kmとして算出した場合)
<型式:ANH20Wの場合>
実燃費:8.34km/L
使用燃料:レギュラー
ミッション:CVT
過給機:–
駆動方式:FF
10・15モード 燃費:11.6km/L
10・15モード燃費達成率:71.87%
年間ガソリン代:168,078円(年間⾛⾏距離を10,000kmとして算出した場合)
<型式:ANH15Wの場合>
実燃費:6.95km/L
使用燃料:レギュラー
ミッション:4AT
過給機:–
駆動方式:4WD
10・15モード 燃費:9.4km/L
10・15モード燃費達成率:73.99%
年間ガソリン代:201,489円(年間⾛⾏距離を10,000kmとして算出した場合)
<型式:ANH10Wの場合>
実燃費:8.08km/L
使用燃料:レギュラー
ミッション:4AT
過給機:–
駆動方式:FF
10・15モード 燃費:9.7km/L
10・15モード燃費達成率:83.31%
年間ガソリン代:173,398円(年間⾛⾏距離を10,000kmとして算出した場合)
排気量が2400ccのなかでは、ANH25WとANH20Wの2つの型式のものが実燃費が優れています。この2つは駆動方式が異なるので、その点も車選びの参考にすることができます。
アルファード3500ccの実燃費
3500ccの排気量の場合、おおよそ8.5km/Lの実燃費になります。型式ごとに、実燃費や年間ガソリンなどをご紹介していきます。
<型式:GGH30Wの場合>
実燃費:8.52km/L
使用燃料:ハイオク
ミッション:8AT
過給機:–
駆動方式:FF
JC08モード燃費:10.6~10.8km/L
JC08モード燃費達成率:78.93~80.42%
年間ガソリン代:176,722円(年間⾛⾏距離を10,000kmとして算出した場合)
<型式:GGH35Wの場合>
実燃費:8.21km/L
使用燃料:ハイオク
ミッション:6AT
過給機:–
駆動方式:4WD
JC08モード燃費:9.1~9.3km/L
JC08モード燃費達成率:88.24~90.18%
年間ガソリン代:183,574円(年間⾛⾏距離を10,000kmとして算出した場合)
<型式:GGH25Wの場合>
実燃費:8.14km/L
使用燃料:ハイオク
ミッション:6AT
過給機:–
駆動方式:4WD
10・15モード燃費:9.1~9.4km/L
10・15モード燃費達成率:86.58~89.44%
年間ガソリン代:185,092円(年間⾛⾏距離を10,000kmとして算出した場合)
<型式:GGH20Wの場合>
実燃費:7.65km/L
使用燃料:ハイオク
ミッション:6AT
過給機:–
駆動方式:FF
10・15モード燃費:9.2~9.5km/L
10・15モード燃費達成率:80.53~83.15%
年間ガソリン代:196,909円(年間⾛⾏距離を10,000kmとして算出した場合)
3500ccの排気量のなかでは、GGH30Wが最も実燃費が優れています。3500ccは使用燃料がハイオクになっている点が、2400ccの排気量のシリーズとの大きな違いです。実燃費と合わせて、年間ガソリン代も確認しておくと安心できます。
アルファード2500ccハイブリッドの実燃費
2500ccの排気量の場合、おおよそ8.3km/Lの実燃費になります。型式により異なる点をご紹介していきます。
<型式:AGH35Wの場合>
実燃費:8.42km/L
使用燃料:レギュラー
ミッション:CVT
過給機:–
駆動方式:4WD
JC08モード燃費:12.0~12.4km/L
JC08モード燃費達成率:67.88~70.14%
年間ガソリン代:166,490円(年間⾛⾏距離を10,000kmとして算出した場合)
<型式:AGH30Wの場合>
実燃費:8.27km/L
使用燃料:レギュラー
ミッション:CVT
過給機:–
駆動方式:FF
JC08モード燃費:11.4~11.6km/L
JC08モード燃費達成率:71.28~72.53%
年間ガソリン代:169,484円(年間⾛⾏距離を10,000kmとして算出した場合)
排気量が2500ccのなかでは、AGH35Wが実燃費が優れています。AGH30Wとは、駆動方式が異なっていることが、2つの型式を比較するときのポイントになります。
アルファードはひと月あたりどのくらい燃料費がかかる?
引用:https://toyota.jp/alphard/performance/?padid=ag341_from_alphard_navi_perf
実燃費と合わせて気になることは、燃料費です。頻繁に給油が必要となると、燃料費も嵩んでしまいます。どの程度の燃料費がかかるのか、同じ車でも燃料費が変わるポイントなどをご紹介していきます。
オーナーの乗り方によって燃費も燃料費も変わる
どんな車でも共通でいえることは、オーナーの運転の仕方によって燃費や燃料費に差が出るということです。加速や停止が頻繁に行われる場合は、燃費が悪くなり燃料費がよりかかる傾向にあります。燃費をよくし燃料費を抑えるためには、車に負担が少ない運転の仕方が重要です。
走行する道路の状態によっても燃料費は変わる
引用:https://toyota.jp/alphard/
車の燃費は、どんな道を走っているかで変わってきます。平坦な道を走っているときと、山道を走っているときでは、山道を走るときの方がより多くの燃料を必要とします。どういった場面で車を運転することが多いのかを考え、自分のライフスタイルに合った車を選ぶことが燃料費や燃費を抑えることに繋がります。
街乗りした場合のひと月あたりの燃料費
アルファードのガソリンモデルとハイブリッドモデルでは、それぞれ燃料費が異なります。ガソリンモデルでも、排気量によって燃料費が変わってきます。
<ガソリンモデル>
3500cc:6~9kmL
2500cc:7~10km/L
<ハイブリッドモデル>
11~13km/L
アルファードのガソリンモデルとハイブリッドモデル、それぞれカタログ燃費の60%ほどになっています。実燃費は、カタログ燃費の60%程度だといわれているので、アルファードの燃費は車体の大きさを考えても十分だといえます。
アルファードの燃費を向上させる5つのコツとは?
アルファードを運転するにあたり、燃費よく運転するには何に気をつけたらよいのかをご紹介していきます。ポイントをきちんと分かっていれば、燃料費も抑えることができます。
急発進急ブレーキを避ける運転を心掛ける
引用:https://www.webcg.net/articles/gallery/37926
アルファードに限らず、どのような車でも急発進や急ブレーキは車の負担になります。車の負担にならないようにするためには、安定した速度での運転がポイントです。急発進や急ブレーキを避けるには、運転中常に周囲の状況を把握していることが大切です。
前の車と十分に車間距離を取り、万が一のことがあっても対処ができるようにします。燃費をよくする以外にも、事故を避けるためにも急発進や急ブレーキを避けるように日々の運転を見直すのがおすすめです。
常に荷物を入れておくのはやめる
車の中に置いてある荷物の中で、使っていないものがあるかどうか提起的にチェックするようにします。必要のないものでも車に置いておくことで、それが積み重なり燃費に影響が出てきます。
重たい荷物が車に置いてあると、燃費が悪くなる原因になります。積みっぱなしになっている荷物は、本当に必要なのかを考えて必要なもののみ置いておくのがおすすめです。
渋滞しない道路を選んで走行する
スムーズに流れている道路と比べると、渋滞している道路では燃費が悪くなってしまいます。渋滞している道路では頻繁に停止をする必要があるため、車に負担がかかってしまいます。
ナビゲーションなどを使い、混雑した道路を避けて運転することで燃費がよくなります。休日や混雑しやすい時間帯に、車を運転することがある場合は事前に道路の混雑状況を確認しておくことがおすすめです。
定期的なメンテナンスを欠かさない
引用:https://autoc-one.jp/toyota/alphard/report-5001286/photo/0050.html
メンテナンスをすることで、車の状態を最善に保つことが燃費の向上に繋がります。メンテナンスが重要なことは、アルファードに限らず全ての車に当てはまります。運転前に自分で異常がないか確認することも必要ですが、定期的に業者できちんと確認してメンテナンスをします。
メンテナンスを怠ると、車に蓄積された負荷を改善することができません。結果的に燃費が悪くなり、燃料費も嵩んでしまうことになります。燃費よく、アルファードの車を長く運転するためには、メンテナンスにも意識を向けることが大切です。
必要以外のアイドリングをしない事
ついついアイドリングを使うことがありますが、燃費をよくすることができるかどうかは道路状況や運転の仕方に大きく左右されます。燃費を考えると、アイドリングは必要なとき以外は控えることをおすすめします。
一旦停止したエンジンを始動させるためには、アイドリングで節約した以上に燃料が必要になることがあります。アイドリングストップが5秒以下の場合は、エンジンの始動にかかる燃料が節約できる燃料を上回ります。
旧型と新型のアルファードの違いと燃費の違いについて
アルファードには、様々な型式があります。旧型と新型での違いや、どちらが燃費がよいのかをご紹介していきます。
安全性は新型アルファードの方が上
引用:https://toyota.jp/alphard/performance/?padid=ag341_from_alphard_navi_perf
旧型と新型を比べてみると、新型の方がより安全面が強化されています。アルファードは頑丈な車体のため、乗車している人の生存率や安全性が高いのが特徴です。
アルファードのようなミニバンでは、家族を乗せて運転をするといった使い方をする方が多いです。そうした場合には、より安全性の高い新型がおすすめです。
走行性能もグレードアップ
新型ではエンジンがよりハイパワーになり、低回転で静かな走行が可能になっています。車の大きなエンジン音が気になる場合は、アルファードの新型を試乗してみるとその違いがより実感できます。
山道や段差の多い道などでも、高性能なサスペンションやしっかりとした重量感のある車体のお陰で、車体が大きく揺れるといったことも少なくなります。
取り回しも向上している
ミニバンになると、運転時の左側の視界や感覚が掴みにくいように心配することもあります。アルファードの新型では、旧型に比べて取り回しも改善されています。
小回りがきいて駐車がしやすくなったことも、旧型と新型での違いです。左側の感覚が掴みやすくなったことで、細い道での対向車との擦れ違いも従来に比べ楽に運転できるようになっています。
新型の方が快適性も高級感もグレードアップ
アルファードの新型では、内装も変更され乗り心地や車内での快適性が大きく向上されています。運転席、助手席だけではなく、後部座席も乗り心地がよく、長時間の移動のストレスは軽減することができています。
快適に運転できるようになったことで、疲れにくく安全に運転ができるようになっています。長距離の運転をする場合は、アルファードでの移動が運転手にとってはより安全に快適に移動できる車といえます。
燃費についてはそれほどの違いはない!
旧型と新型での燃費の差は、大きな違いはありません。2400ccと3000ccで、燃費の差は0.2km/Lの差です。実燃費にほとんど差がないので、他の安全性や車内の快適性を参考にして車を選ぶことになります。
どのようなときに車を運転するのかを考えることが、車を選ぶポイントになっていきます。街中での運転が多いのか、長距離移動が多いのか、家族で移動をすることが多いのかなどを考え、何を重視するかをあらかじめ決めておくと車を選びやすくなります。
【まとめ】アルファードの燃費はミニバンの中でも上位に入る
アルファードは燃費も悪く、維持費もかかるイメージがある方もいます。実際にアルファードの燃費は、ミニバンの中でも特別に悪いという訳ではありません。車体の安全性や、運転のしやすさ、乗り心地のよさを考えると、アルファードは十分に燃費のよい車だといえます。
アルファードには、型式が様々あり運転の仕方やどんな道路を運転することが多いかによって、重視するポイントが異なります。運転手だけではなく、同乗者もストレスなく快適に移動することができるアルファードは、連休中の家族旅行や遠出などにもおすすめできる車です。